2004年10月30日の大雨による洪水(a flash flood なので鉄砲水に近いか)で、大学全体に大きな被害があった模様。学内では図書館が最もひどいという。テレビで「1階の天井すれすれまで水が入りこんでいて1階がぐちゃぐちゃになっている所がニュースで写されていた(*ハワイなんでも日記*の10/31分)」など、当地への留学生の日記からも様子がわかります。リンクから写真やニュースを、ぜひ、ご覧ください。水害の恐ろしさを目の当たりにして、記憶にとどめておくことは、少なくともできると思います。
日本で起こる数々の災害で、各地の図書館が「このように」被害を受けているかもしれないし、そうでないかもしれないのだけれども、いずれにしても「災害時の図書館の被害状況の多くを知らないでいる」ことについて、考えました。(この知らせも知人から教えてもらいました。)
【追記
2005/3/30】『ネットワーク資料保存』(75号、2005.2)に、工藤庸子さんの「ハワイ大学ハミルトン図書館における洪水被害の状況と復旧活動について」という文章が載っています。
■関連→Recovery
Information(ハワイ大学サイト)
■関連→Hamilton
Library Flood(リンク集:American Library Association University of Hawaii
Student Chapter)
■関連→アロハニュース
2004.11.6(アロハ・ストリート)
Categories: 図書館災害
「酒に酔って騒ぐ利用者」を注意したところ、容疑者が自宅からナイフを持って戻り、事務室で刺された。「注意されて腹が立った」ということだ。命に別状はないようだが、大丈夫だろうか。多くの大学で構成員以外のひとへ図書館の施設利用を広げており、他人事ではない。どのような対策が考えられるだろうか。
ところでこの事件は10月16日夕方の出来事。18日付けの LISNews.com
にあったのですが、アメリカまで見に行って、こっち(日本)のニュースを知るって、何ともいえず腑に落ちない感じがありました。「知ってよかった」のだけれど。
■関連→LISNews.com
の記事
■関連→LISNews.com の記事の元記事(リンク切れ)
<http://mdn.mainichi.co.jp/news/20041018p2a00m0dm002000c.html>
■関連→LISNews.com の記事の元記事の日本語記事(リンク切れ)
<http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2004/10/16/20041017k0000m040094000c.html>
Categories: 図書館員 (司書), 図書館災害
火災報知器の取り扱いの説明を聞いた。それで思い出したのが、カレントアウェアネスの記事「E094
セキュリティに関する包括的な手引書が刊行される(英国)」である。『博物館、文書館、図書館におけるセキュリティ(Security
in Museums, Archives and Libraries)』と題された182ページのものが、PDFファイル(744KB)で入手できる。目次程度しか読んでいないがよさそうです。
■関連→CA1451(盗難--イギリスにおける)
■関連→CA1453(盗難--日本における)
■関連→CA1479(利用者のうち問題となる人たち)
■関連→S001(水害--チェコにおける)
【追記 2005.5.18】
日本図書館協会からも『こんなときどうするの?:利用者と職員のための図書館の危機安全管理
作成マニュアル』という本が刊行されています。(2004.10刊
ISBN: 4-8204-0426-1
1,500円)協会の危機・安全管理特別検討チーム(図書館経営委員会)にセコム株式会社の方が入って、まとめたもののようです。協会サイトの「出版物」に出ておらず、ネット書店では在庫切れ。現在入手できるのでしょうか。
Categories: セキュリティ, 図書館災害
イラクで本が焼かれている。国立図書館と文書館に火がつけられたという。
「Robert
Fisk: Library books, letters and priceless documents are set ablaze in
final chapter of the sacking of Baghdad」は、『The
Independent Online Edition』4月15日のニュース。
→有料になりました。(過去記事を全文読むのは有料のようです。)
■関連→Robert-Fisk.com (ロバート・フィスク氏の仕事がまとめられている。)
■関連→Google NEWS(最新のニュースを検索)
【続報】 難を逃れたイラク国立図書館コレクション(IFLAの調査報告によれば、資料は別の場所に移されており、無事とのこと。)
Categories: イラク, 図書館災害