ネットスケープの終わり
2008年2月1日、全てのバージョンのネットスケープ(Netscape)ブラウザのサポートが終了する。
開発チームは、現ユーザーに対して、ファイアフォックス(Firefox)、あるいは、フロック(Flock)を勧めている。(まあ妥当ですね。)
【追記
2008.2.12】これらの別なブラウザへの移行機能を追加するため、サポートを1ヶ月延長した。 →「AOL、Netscapeブラウザのサポートを延長(CNET
Japan)」
ファイアフォックスでネットスケープ風の見かけにするアドオンを使えば、セキュリティが高く、今まで慣れ親しんだブラウザの使い方ができるとも言っている。
「9割近いシェア」だったこともあるというが、マイクロソフトのインターネットエクスプローラ(Internet Explorer)が、ウィンドウズの市場でのシェアと連動して圧倒的に広がり、現在に至る。
サポート終了を発表した公式ブログの「End
of Support for Netscape web browsers(Netscape
Blog)」には、650以上のコメントがある。(2007-1-18)
コメントしている人と同じように、ネットスケープでインターネットを使い始めたわたしにとっても、何だか感慨深い。最近では当館サイトのチェックをするときだけ、ネットスケープを起動していた。
これに続くブログ記事では、次のブラウザへの移行方法が紹介されている。
ブラウザシェアでトップのインターネットエクスプローラでしか見られないページ、ウィンドウズでしか見られないページもまだ多い。IEのMac版はずいぶん前に開発されなくなった。
でもファイアフォックスのアドオン「IE Tab」を使えば、そのタブで表示するページだけをIEで表示することも可能です。(もちろんウィンドウズのみですが。)
シェア争いといえば、次世代DVD規格については、ブルーレイが優勢だ。ハリウッド大手6社のうち、ワーナーが先日、パラマウントも1ヶ月以内にブルーレイ陣営へ移る模様である。
米国の国際家電見本市「CES
2008」でのBDA会見のニュース「BD陣営、完全勝利宣言・ワーナー「BD選択は市場が決めた」(IT-PLUS)」、および、国内でもBCNによる年末商戦の調査結果(これかこれ=中身は同じ)から、はっきり出ている。
といっても、今週のアップル社の「Apple
TV」あたりの発表をみていると、「モノ」は必要か? よくよく考えたくなる話題である。
■ネスケ関連
Netscapeの灯が消える:開発/サポートは2008年2月1日まで(マイコミジャーナル)
Netscapeブラウザ、開発・サポート終了へ(スラッシュドットジャパン)
悲しい歴史の終幕:AOL、Netscapeブラウザ開発事業から撤退へ(TechCrunch Japanese)
【↑この原文】A Sad Milestone: AOL To Discontinue Netscape Browser Development(TechCrunch)