名古屋の丸善が改めて路面店に
2014-07-11
6月25日、平和不動産のニュースリリース(PDF 190KB)で、現在建築中のビルへ丸善が入ることが明らかになった。これを受けて、名古屋では各紙が報道したが、実は、このニュース自体は2014年1月29日に中日新聞が伝えたとおりの内容である。いずれも自らの発表ではない。
この日付は、2年前の2012年6月24日、丸善・名古屋栄店が一時閉店した日と、つながっているように見える。
もとの丸善名古屋ビルとの位置関係をマップに示した。(リンク先をご覧ください。)
左の「明治屋栄ビル」の隣にあったが、現在は東隣の百貨店「丸榮」の6・7階に移転し、近い将来、その南の区画に新築されるビルへ入居することになる。いずれも隣接する区画での移動である。
ここでも、2年前、一時閉店した丸善名古屋栄店の様子を書いた。その後、2012年9月27日、丸榮の6・7階に移転開店したときは、Togetterにまとめた。
移転先は、もとの丸善があった広小路通(江戸時代以来の名古屋の大通り)から、南へ少し入った南伊勢町通である。タイトルには路面店としたが、名古屋の繁華街・栄の南北のメインストリート南大津通に並行する、一本入った通りだ。かつて名古屋証券取引所を中心に、証券会社が軒を連ねた町でもある。平和不動産のビルが多いわけ。
そういえば、もとの丸善の西隣は日興証券、広小路の向かいには山一證券があった。後に山一証券のビルには、マナハウス(栄ブックセラーズ)が入ることになる。今では、この店もなくなったけど。
地上7階地下1階のすべてに入居するとのこと。できればジュンク堂100%ではなく、伝統ある名古屋の丸善を思い出すことができるような空間にしてほしい。
丸榮との契約もあるはずだが、うまく調整して良い時季に開店できるとよいですね。
Categories: 書店