ここの図書館でも文献探索講習会を行います。文献探索に関連して、鹿島茂さんがこんなことを書いています。
「漠然としたテーマで探すとなると、図書館の方でちゃんとしたテーマ・キーを入力していないことが多いから、これはという本がなかなか浮上してこないのです。(中略)インターネット検索も、目次や索引までたどることができるものなら、たいした威力を発揮するかもしれないけれど、図書館などではそんなことは絶対にしないので、これはいまでも手作業に頼るしかないわけです。」
手作業とは、書庫に籠もって一冊ずつ内容を検討するとか、ちゃんとした本の参考文献一覧から資料をたどるとか、です。
■関連→『勝つための論文の書き方』(文春新書)(p.
112-117)
Categories: OPAC, 目録
「Googleのマネジメントについて断片的な情報をかき集めながら考え」た梅田望夫さんの記事。それを読んで私が思ったのは、さて図書館はどうか。日本のトップレベルの図書館、あるいは関連組織はどうなのだろう?
さしあたって、学生が「とにかくGoogleを検索してみる」は、止められないけれども。
■関連→ Google第1号社員
C. Silversteinのスピーチ(断片その1)
■関連→ Google's
Exponential Returns(断片その2)
■関連→ How
Google Grows...and Grows...and Grows(断片その3)
■関連→これとは別な話ですが、こんなのもあります。(5/19追補)
「・・・でも九九年以降は、そういう(引用者注:他社に追い付け追い越せという)考え方は払拭しました。他社は気にせず、自分たちのやり方、車、ビジョンでやっていこうじゃないかと。競合他社の存在はあくまでも比較対照のためであって、インスピレーションの源であってはならないのです。もっと意識すべきなのはお客様なんですね。(下線引用者)・・・」
「阿川佐和子のこの人に会いたい カルロス・ゴーン」(週刊文春2003年5月1日・8日号:45巻18号)
Categories: Google, 図書館経営
「大ブレークの予感」というITPro(日経)の記事ですが・・・
東京国際ブックフェアに行って特徴的だったことのひとつがICタグです。従来の磁気による書店の万引き対策機器のブースも多く、盗難・転売の防止という側面が目につきました。
図書館での利用も当然考えられるわけですが、関連の話題に乏しいのは「今所蔵しているものにも付ける」という大変な作業を現実的でないと考える人が多いからでしょうか。独自にICタグを導入したいくつかの図書館が先進例として紹介される程度です。
ブレークさせたい人のほか、注意を促す意見が多くあります。
■関連→RFID反応リンク集:高木浩光さんの日経デジタルコア記事(リンク切れ:<http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20030421s2000s2>)から派生した反応リンク集
■関連→IDによる図書館運用(九州大学・講演用パワーポイントをPDFにしたもの
2.4M)
■関連→RFIDタグで図書館業務を自動化
(Wired News 2002.5.22)
Categories: RFID (ICタグ), セキュリティ, プライバシー