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「図書館広報とインターネット:ネットの効率的な使い方から考える」

2006-11-16
朝、ポッドキャストで『タチヨミスト★SHINGOさんの週刊誌チェック!』を聞いていたら、「ブルータス 2006/12/6号」に映画の〈登場人物職業別インデックス〉があるというので、早速確認した。司書はなかったけど、広告マン、修復師、美術館員、本屋などがありました。
こういう目録があると、目録を読みたくなるよね。Worldcatだとある程度の情報が件名(Subject)に入っているから検索できるのもあるよ。→修復師

今週火曜日に私立大学図書館協会の東海地区協議会「研究集会」で、上記タイトルの研究発表を行った。この回はそのときに紹介したサイトなどを書いておきます。参考にしていただければ幸いです。
本当は昨日更新したかったのだが、熱が出てしまい、1日ずれてしまいました。

発表のサブタイトルを「ネットの効率的な使い方からサービスの種(たね)を考える」とすれば、もう少しわかりやすかったかも、と後から思った。ネット利用者の使い方とか、こんなサービスをつかうとタダでこれくらいできる、など、ちょっと役に立ちそうなコツだけど図書館から公式にアナウンスするには不十分、といった話だったからである。長期展望やセキュリティの面で不安はゼロではないが、あったら便利ということを紹介したつもりである。内容は

  1. はじめに 広報とは?;2つの図書館入口:リアルとバーチャル
  2. インターネットの効率的な使い方 RSS;ブラウザ側でページを変える、日本語化
  3. まとめ

で、もちろん〈2〉が中身だ。

●サイト一覧(▼は時間切れで紹介できなかったサイト)

  • Bloglines(ブログラインズ)  http://www.bloglines.com/
     ウェブでサービスしているRSSリーダー 無料
  • iTunes(アイチューンズ)  http://www.apple.com/jp/itunes/index.html
     アップル社の提供する音楽ソフト 無料
  • Firefox(ファイアフォックス)  http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/
      機能をカスタマイズできる、タブを使ったウェブブラウザ 無料
  • Greasemonkey(グリースモンキー)  http://greasemonkey.mozdev.org/
      Firefoxのアドオン(機能拡張)で、ウェブページを「見る側」で変える 無料
  • Firefoxまとめサイト:Greasemonkey  http://firefox.geckodev.org/index.php?Greasemonkey
      Greasemonkeyを日本語で解説している
      ※「まとめサイト」という用語はネット上でよく使われている。
  • Japanize  http://japanize.31tools.com/
      Firefoxのアドオン(機能拡張)で、外国語のウェブサイトの見かけを日本語化する 無料
  • Connnotea(コノテア コノティー)  http://www.connotea.org/
     ネイチャー社の提供する、ウェブでサービスしている無料の文献管理ツール
  • CiteULike(サイトユーライク)  http://jp.citeulike.org/
     ウェブでサービスしている無料の文献管理ツールで日本語版あり
  • RefWorks  http://www.sunmedia.co.jp/e-port/refworks/index.htm
      ウェブでサービスしている文献管理ツールとしては最も有名 有料 導入大学あり
  • EndNote Web http://www.isiwebofknowledge.com/endnoteweb/
      文献管理ツールで最も有名なソフトのウェブ版 日本語の案内  カレントアウェアネスR
  • ウィキペディア Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
     ポッドキャスティングRSSRSSリーダーなど
  • ▼平田大治「RSSの未来」オームブレテン 2005秋 vol.41
  • ロケットブーム  http://www.rocketboom.jp/
     最も有名なビデオブログのひとつ リンクは日本語版
  • TBSラジオのポッドキャスティングのサイト  http://www.tbsradio.jp/
     現時点で国内で最もポッドキャスティングに力を入れているラジオ局
  • ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)ブログ版  http://d.hatena.ne.jp/arg/
     インターネットの学術利用をテーマにした専門サイト ブログの一例
  • News feeds from the BBC http://news.bbc.co.uk/2/hi/help/3223484.stm
      BBC(英国放送協会)のニュースフィードを解説したページ
  • カレントアウェアネスポータル  http://www.dap.ndl.go.jp/ca/
     国会図書館による図書館に関する調査・研究のページ
  • 農林水産関係試験研究機関 総合目録  http://library.affrc.go.jp/
     RSSを使ってサービスしている例 ▼『情報管理 49(1) 2006/4』 に関連記事あり
  • natu_nの日記  http://d.hatena.ne.jp/natu_n/
     Greasemonkeyをつかったアマゾン→OPACリンクをつくっている
  • MediaLab Love http://d.hatena.ne.jp/Koumei_S/
      Greasemonkeyをつかったアマゾン→OPACリンクをつくっている
  • 「図書館Web」  http://www.yasuhisa.com/could/
      はじめにGreasemonkeyをつかったアマゾン→OPACリンクを紹介した長谷川氏のページ
  • 文字列のユニコードエスケープ  http://piro.sakura.ne.jp/latest/entries/mozilla/xul/2005-09-28_unicode-escape.files/unicode.xul
      アマゾンからのリンク作成時に便利 入力したテキストを文字参照に変換してくれる
  • Examples of RSS from the Catalog   http://www.libsuccess.org/index.php?title=RSS#Examples_of_RSS_from_the_Catalog
    北米の図書館システムでRSSが利用できるもの
  • 国際目録原則覚書  http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusaimokuroku2005.html
      フランクフルト原則について書いてある国会図書館のページ
  • RDA: Resource Description and Access  http://www.collectionscanada.ca/jsc/rda.html
      AACR2の改訂版で2008年に出版予定のRDAのサイト

ところで発表の前日、カレントアウェアネスRで「オランダ・Ticerの研修「電子図書館アラカルト」」という記事を見つけ、気になるのでチェックしたら、「Module 2: Hands-on: Library 2.0 technologies to reach out to the customer」のなかに、Levineというひとが結構似た話をしていた。自分の発表とくらべて時間があるなぁと(1時間半×2)思ったら、やっぱり、こちらは時間が足りなくて説明が十分できませんでした。前回に引き続き、すみません。
今回の話でお尋ねになりたいことがあれば、どうぞお知らせください。

■Jenny Levine「Engage Your Users with Blogs and RSS: Create Community, Take Your Content to Them」パワーポイントをPDFにしたもの(23MB・かなり大きい)

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