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13歳のハローワークの司書の項目

2004-01-26

これを読んで、ずいぶん考えた。「専門職」とあるものの、「図書館で働くには必ずしも司書資格が必要でなく」ともある。それからこの文章では“情報”という言葉が「情報サービスなど」とサラリと書かれている。一読したときは“情報”という言葉がないと思いこんだほどだ。

今の13歳が仕事をはじめるおよそ10年以上後、図書館が「図書や雑誌」だけを扱っているとは思えない。(それでは生き残れないだろう、図書や雑誌でさえもきちんと扱っていない現状でもある。)

ここから読み取れるのはこういうことではないか。

司書資格が専門職の条件を裏付けするわけではないということ、「図書館」と「図書や雑誌」は近い関係にあるが、“情報”とは近い関係にないということである。

この本をほめる人は多いけれど、誰もこんなことで、深刻に考えたり、危機感をつのらせたりしないのかな。

【追記 2004/2/6】印象が強かったので、早合点したことがありました。全文を書き換えています。(文意は同等ですが。)間違いがGoogleのキャッシュでしばらく見られると思うと恥ずかしい。

Categories: 図書館員 (司書), 専門職制