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CAT2020の運用ガイドライン(一部)と、かなり近い未来の…

2018-08-27

長くごぶさたしております。

『これからの学術情報システム構築検討委員会』が、6月11日に行われた第20回委員会の書類を公開しています。 8月9日付けのニュースで、お知らせされました。

例によって「議事要旨」と「配付資料」があります。

  • 「議事要旨」korekara_record20180611.pdf
  • 「配付資料」korekara_doc20180611.pdf

配付資料に「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(運用ガイドライン)」が含まれていました。(配付資料 p.14-52)新NACSIS-CATのシステムは、2020年から提供され、2020年4月1日以降の作業に変化があります。そのシステム運用のガイドラインというわけです。

運用ガイドラインのうち現在公開できる部分は、これが全部のようで、次の3つから構成されています。

  • I 運用方針
  • II 「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(実施方針)」(改訂版)
  • III 新基準
ただし「このガイドライン自体はマニュアルとしての使い方を想定して作成したものではない」ということです(議事要旨 p.3/7)。

このほか配付資料のなかでは、「統合的発見環境実現のための基盤構築(たたき台)」を見ておくとよいと思いました。(配付資料 p.57-60) NACSIS-CATは、今後とも、印刷体限定ですから、電子媒体もチェックですよ。

委員会は6月初旬の開催なので、実は、知っている人は知っている、また、既知情報からわかることが多い、という理由で、誰も、何も、書かなかったの?かな。

いきなりこの記事を読んでしまったひとには、国立大学図書館協会の学術情報システム委員会から、6月に公開された「これからの学術情報システムに向けて:現状・課題・当面の方向性に関するレポート」が、現状の理解に役立つかもしれません。

ガイドラインとたたき台を、クラクラしながらでも、読んでみましょう。

あ。こちらも、要チェック。
図書館総合展フォーラム実施計画(案)によれば、日程は、10月31日(水)10時~11時30分、のようです(配付資料 p.61)。

Categories: NII (国立情報学研究所), 学術情報, 図書館システム

エルゼビアの SCOPUS と 京セラ丸善の CALIS/ODIN

2004-11-05

いずれも「どんな機能をもって姿をあらわすのか?」という点で興味が共通する対象です。

SCOPUSは、世界最大の抄録・索引データベース。科学・技術・医学・社会科学 14,000の査読雑誌をカバーし、1966年までさかのぼるという。ニュースサイトに登録すると少し情報が得られます。現在ベータテスト中で、2004年の第4四半期、つまり12月までに登場するか?

CALIS/ODINは(CALISユーザーでないのでよくわからないのですが、黒澤公人さんのサイトによれば、【現在、記事はありません。追記2005.7.13】)9月にユーザー会で発表されたそうです。2004年10月1日には丸善と京セラの提携により、CALISなどの開発は「京セラ丸善システムインテグレーション株式会社」が引き継いでいます。東海地方の大学図書館ではCALISユーザーが減っておりどうなるかと思っていましたが、MARCベースの優位性を含め、「あの」CALISが、どこにポイントを置いたどんなシステムで登場するのでしょう。ちなみに京セラ丸善のサイトには、まったく情報がありません。

■関連→SCORPUS Info
■関連→SCORPUS News > Press release
■関連→京セラ丸善システムインテグレーション株式会社 (KSMI)
■関連→丸善図書館システムユーザー会

Categories: 情報検索, 図書館システム