« こんな風にして大きな変化は起きるのか:LCのキャルホーン・レポートとシリーズ典拠の中止 | Main | 「生きてゆくことと学問の接点」 »

「RedLightGreen」は、11月1日より利用できません。

2006-09-04

あの RedLightGreen が終了する。RLGがOCLCに吸収されたときからわかっていたことではあるが。

RedLightGreen には2度驚いた。

1度目はもちろん最初に使ったとき。それまでにもいろんなOPACを使ってきたが、そのどれとも違う画面、利用者を誘導する表示項目など、新しい体験に未来の可能性を目の当たりにする思いであった。

2度目は日本語で検索できるとわかったとき。日本の図書館システムでも「多言語対応」と言っているわけで、日本語のデータが入力されていれば検索できるのです。

あと近所の図書館の所蔵を調べるとか、論文に書くときの書式で文献リストを保存できたりとか、便利で使い甲斐のある機能もあります。

本当に利用できなくなるのだろうか?

逆にそれだけの機能が「WorldCat.org」に追加される、と受け取ればよいのだろうか?  たしかに、検索枠が1つだけのトップページはRedLightGreenのインターフェイスを参考にしている、と思いました。

海の向こうの激変は、RDAが完成する2008年まで続くのでしょう。

このニュースは『The FRBR Blog』「RedLightGreen closing」(2006.9.1)で知りました。
このエントリーから『RICH :: Ref Info & Com Hub :: Main Page』「RedLightGreen to cease as of Novmeber 1, 2006」(2006.8.28)をたどると、OCLCのRLG Programs担当のMerrilee Proffitt氏(もともとRLGのひとらしい)のメッセージが載っている。
※これを書いている時点で、OCLCからこの件についてのコメントはありません。

Categories: OCLC, RLG, WorldCat