島田修三学長の著書を展示、紹介しています
木曜日, 4月 14, 2011
2011年4月8日角川文化振興財団は第45回迢空賞・蛇笏賞について発表し、島田修三学長の歌集『蓬歳断想録』(短歌研究社刊)が、迢空賞を受賞しました。6月17日に贈呈式があるとのことです。
迢空賞は、釈迢空(しゃくちょうくう;折口信夫=おりぐちしのぶ)の名を記念して、昭和42年に角川書店が「蛇笏賞」と同時に制定した。短歌界でもっとも権威ある賞とされる。昭和51年より角川文化振興財団が主催。(以上は、『最新文学賞事典』日外アソシエーツによる。)
せわしなく
茫々と流れ過ぎる日々──
「さびしくひろき人の世」の実感は
深まりゆくばかりだ。
虚実を織りまぜた断想歌篇に
日々の実感がなまなましくにじむ。
とあります。テーマ展示とともに、関連する本を並べました。どうぞごらんください。
これまでの受賞歴は次のとおりです。
- 第7回 寺山修司短歌賞(平成14年、『シジフオスの朝』)
- 第6回 前川佐美雄賞 (平成20年、『東洋の秋』)
- 第9回 山本健吉文学賞 (平成21年、『東洋の秋』)
- 第15回 若山牧水賞 (平成22年、『蓬歳断想録』)
時間のある方は、本学ウェブサイトの学長のページ(大学案内にある学長室) も、どうぞごらんください。
なお、入学式の式辞に引用された、マルティン・ブーバー『我と汝』は図書館にあります。
長久手→ 岩波文庫 ブーバー著作集 みすず書房
星が丘→ 岩波文庫 みすず書房
同じく引用された窪田空穂の短歌は、歌集『卓上の灯』にあるものです。
『窪田空穂歌集』(岩波文庫)、『窪田空穂歌文集』(講談社文芸文庫)、『窪田空穂全集第三巻: 歌集 III』にあります。
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