目録とメタデータ
愛知淑徳大学図書館におけるCORC(Cooperative Online
Resource Catalog)
『CORCプロジェクトに参加して』 「情報の科学と技術」2001年8月号(vol.51 no.8) プロジェクトへの参加を通して、図書館としての問題点や今後の課題や可能性についてまとめた論文がまとまり、雑誌に掲載されました。プロジェクトに参加した当館司書・鹿島みづきが執筆しています。
この論文の反響・・・
日本図書館研究会整理技術グループの勉強会で言及されています。
国立国会図書館の「カレントアウェアネス(CA1477)」で参考文献に挙げられています。
CORCについて
CORC は、ネットワーク情報資源の共同メタデータ作成システムで、Cooperative Online
Resource Catalog(オンライン情報資源共同目録)の略称です。
アメリカを中心とした各国の大学や研究機関で構成された非営利・会員制のライブラリーサービス機関であるOCLC(Online
Computer Library Center, Inc.)が開発しました。
このシステムは1999年1月から2000年6月までの1年半の試験プロジェクト期間を経て、2000年7月1日に本稼動しました。
愛知淑徳大学図書館はこの研究プロジェクト期間中に参加した世界450を超える参加機関の中で、日本からの唯一の参加館となりました。
これまで図書館では、図書館資料の整理・提供が中心でした。
コンピュータ・ネットワークの技術や情報化の時代にあるわたしたちの図書館もまた、対応や変化が求められます。
インターネット上の価値ある情報源の目録をつくること(メタデータ作成)は、図書館の利用者に「新しい資料」を提供することです。このサービスが今後求められると予想されます。 この写真の楯は、CORCプロジェクトに協力した愛知淑徳大学図書館に対して、感謝の気持ちとしてOCLCから贈呈されたものです。
CORC - Build locally, Share globally.
The Plaque you see here on our Library Home page, was presented to Aichi Shukutoku University Library as a token of appreciation by OCLC(Online Computer Library Center, Ohio) for our participation in the OCLC Cooperative Online Resource Catalog Evaluation Project.
CORC is a metadata creation system which is optimized for creating bibliographic records and pathfinders(subject bibliographies) for electronic resources. The databases and tools that compose CORC are designed to assist libraries in providing their users with well-guided access to Web resources.
Over 450 pariticipating libraries worldwide have contributed to the development of CORC between January 1999 throurgh June 2000, during its Founders Phase of the Program.
It was an exciting opportunity for our Library to have participated in the Project as one of the Founding Members, and also, being the only one in Japan! We are hoping the experience will guide our way through the new demands placed on us as the Library of the Future , in the new technological environment of the Internet.
For more information on CORC:
【リンク切れ】http://www.oclc.org/oclc/promo/10520corc/index.htm
OCLCへ行ってきました
2001年3月5日から8日にかけて行われた第19回OCLC研究図書館館長国際会議とOCLCワークショップ(Nineteenth Annual OCLC International Conference of Research Library Directors and OCLC Institute Workshops)に愛知淑徳大学から5名が招待を受けて参加し,本学図書館におけるCORCの取り組みとメタデータ作成の現状を報告した。
29カ国を代表する約130人の参加者の中、日本からは愛知淑徳大学が唯一の参加館となった。
当大学図書館は、書誌ユーティリティとして世界的に有名なOCLC(Online Computer Library Center)が開発したメタデータ・ユーティリティ「CORC(コーク)」に日本で唯一参加している図書館であることはすでにホームページ上で紹介済みである。
2000年1月にCORCに参加した当初、図書館は大学院文学研究科図書館情報学専攻との共同プロジェクトとして活動した。
この発表のあった2001年3月までの共同研究メンバーは、 逸村裕(当時学科の助教授であり図書館副館長)、図書館からはインターネット情報資源担当司書である鹿島みづき、図書館情報学専攻からは伊藤真理、廣田慈子、山口純代、重安寿昌であった。
発表にあたり鹿島みづきが原稿を執筆、山口純代らがパワーポイントを作成した。内容は参加から一年を振り返り、その成果、問題点、課題を提起するものであった。プロジェクトに参加した全員の協力で実現できた内容となり、代表発表として逸村裕(副館長=当時)が報告を行った。
→OCLCのホームページ(Asia
Pacific library leaders gather at OCLC)にも会議の様子が掲載されている。
【リンク切れ】http://www.oclc.org/oclc/new/announce/nbm20010308.htm
→紀伊國屋書店HPでOCLC報告が紹介されました。(What's
Newをクリック)
【リンク切れ】http://www.kinokuniya.co.jp/03f/5_6_1.htm