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エスクード(ポチ君)の思い出

免許をとったものの車に乗ることができずに約10年が経過したころ,自動車王国・愛知県で就職することになり,引越しも待たずにスズキ・エスクードを入手した。
ずいぶん昔に,ジムニーやジープで野山を駆け巡りたいと夢見ていたこともあったので,それが影響してエスクードを選んだのかもしれないが,直接の判断材料は「背が高くて見通しがよく,頑丈で,悪天候のときでも安心で,しかもコンパクト」といった点。もともと日産の車のファンであるため,プリメーラにかなり気持ちを動かされたものの,その気持ちをおしのけ,エスクードに決定。
初代エスクードは,カジュアルながらもちょっと品がよろしい。一見軟弱で実は結構頑丈なところが不思議な愛嬌を醸し出している。私はななめうしろから見た姿が好きで,何度見ても見飽きなかった。
マイナーチェンジ前の初期型なので,エンジンやATが見劣りしたし,シートもあまりよくなかった(無駄にゴージャスなフワフワシートだった)ので,長距離のドライブでは腰を痛めたけど,なにせ念願の愛車。乗りまくった。移住後半年余りで達成した「愛知県内全市町村制覇」のほか,東海三県はもとより,長野・新潟・福井・福島などにも足を延ばした。実家や出身大学のある東京との頻繁な往復もほぼ100%この車だった。その結果,1年で地球1周し,その後ペースが落ちたものの,最終的に5年で13万キロ乗った。
雰囲気がなんとなく犬っぽかったので,「ポチ」と呼んでいた。
いろんなことがあったなあ。

ラシーンとの記念写真


向こうには,義父のマーチが見える。
このマーチは,人手に渡った後も,ときどき瀬戸市内でみかけた。もともとは,R32スカイライン(GTS-t)との下取り等価交換という妙な経緯でやってきた車。このほかに義父はサファリを持っていて,マーチ・エスクード・サファリと並ぶと,お屠蘇の杯のようで,なかなか楽しかった。

copyright (c) 2000 by Tomohide H. Muranushi