きつね
家族の者が車山一帯(霧ケ峰)を非常に好んでいるのですが,レンゲツツジの
季節と聞いてまた行きたくなり,ドライブを企画しました。
実は2週続けて行ったのですが,1回目はツヅジは「寸前」状態のツボミだけ。
翌週になるとそれが見事に山一面咲いていて,山の季節は一気にかわるもんだな
としみじみしました。
車山ではハンググライダー教室の生徒たちが舞っており,霧ケ峰強清水では車
がグライダーを引っ張って凧あげしてました。
さて,強清水を散策中,観光地みやげ風の2cmくらいのマスコット(小熊か何か
の人形)を拾いました。雨ざらしになっていて,真黒でばばかったのですが,なん
となくかわいそうになり,持って帰ることにしました。
そのあと,八島湿原に行くと,すでに夕方遅くなっていて駐車場にも車がほとん
どなく,人影はありません。湿原を軽く一廻りしかけて,なんとなく寂しいので
すぐ戻ってきました。
駐車場に戻り,ふとごみ箱附近を見ると,動物がいました。
尻尾がふわふわしている。きつねでした。しかも2匹。つがいのようです。
ごみ漁りを邪魔されて,すぐ走り去りましたが,ちょっと離れたところで止ま
り,そのままずっとこっちを眺めていました。本土できつねを見たのは初めてだ
ったので(勤務先の敷地内にもきつねがいるそうなのだけど)こちらもじーっと
見てました。
距離が離れていたせいか,逃げるわけでもなく,向こうもずっとこっちをみな
がら,2匹で互いにじゃれたりしていました。夕光を背にして,尻尾が黄金色に
輝いていました。
それにしても,ずいぶん長い間,ちょっと離れたあたりに留っていました。
きりがないので,ばいばいと言って,立ち去りました。
さて,帰宅し,拾ったマスコットを洗ってあげました。
洗いながらふと見ると,熊の人形か何かだろうと思っていたのが,実はきつね
だったことに気付きました。
なんとまあ。
何か,きつねたちに化かされたような,なんとなく楽しい体験でした。
マスコットは誰かの思い出の品らしく,足の裏の部分に「×× Love(ハート
マーク)○○」という文字が入ってました。北海道旅行かなにかの記念品か
な。
きつねたちがずっと幸せでいられますように。