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★ 『歴史のなかの科学コミュニケーション』の紹介とアフターケア ★


『歴史のなかの科学コミュニケーション』は,Brian C. Vickeryによる Scientific Communication in History (Lanham, Scarecrow Press, 2000, 255p.)を訳したもので,勁草書房から2002年12月に発売されました。(村主朋英訳,12月16日配本,税別定価3800円)

→ 目次・図表リスト
→ 2003年2月2日付毎日新聞書評欄で取り上げていただきました!!
→ さらに,石山洋先生による書評が,日本科学史学会機関誌『科学史研究』に掲載されました!!
  (第42巻/通巻228号,Winter/2003, p.247-250)

 著者は,情報学に関するテキストブックの金字塔 Information Science in Theory and Practice (1987,邦訳:『情報学の理論と実際』,勁草書房)を著した人物で,本書においても,情報学に関わるその見識,そして<情報学研究者(information-scientist)>の先駆としての知見を,歴史世界に存分にぶつけています。
 米国では情報学「についての」歴史記述はぽつぽつと現れていますが,本書は,情報学「から見た」歴史叙述として,初めての本格的な著作と見てよいでしょう。ただ,本書の背景となる考え方は,欧米流のinformation scienceの,しかもきわめてオーソドックスなそれです。そのため,多くの日本人には違和感を感じさせるほか,この世界になじみのある図書館情報学関係者にも,「古さ」を感じさせるかもしれません。しかし,一方では,確固たる信念に裏打ちされた歴史観は,茫漠としていまだ形をなさない「情報史」研究領域の基盤形成に,力強く貢献するものと私は考えます。(このあたりの論は,「訳者あとがき」に手短にまとめましたので,ご参照ください)

 このページでは,本書の紹介のほか,正誤表,補足・注記,翻訳において感じた疑問・知りたいこと,読者からのご意見・ご批判・情報を掲載していきたいと思います。
 出版前の時点で,「2行ほど訳してないぞっと」「1箇所,微妙なミスがあるぞっと」といった問題が判明しております。こうして,訳者も気づいた点を告白してまいりますが,ぜひ皆様の冷厳な目からのご指摘・ご意見等をいただければ幸いです。

   → 正誤表

 あと,カタカナ表記を原則とした関係で,原文中に現れる人名・団体名等のうち,索引に採録していない大多数については,原綴がわからないというかっこうになっています。私のポリシーとしては,とても心苦しいので,原綴データベースを構築しようと計画しています。(かなり中長期的な課題)


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