博物館探訪――Interview
徳川美術館
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おすすめポイント ・国宝,重要文化財が豊富です ・企画展,展示替えが頻繁であり, 何度来ても楽しめる ・教育活動も活発です |
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徳川美術館への行き方はこちら | |||||||||||
そんな疑問に答えてくれるのが徳川美術館です。徳川美術館は昭和10年に設立され, 徳川家康の遺品を中心として,尾張徳川家歴代の藩主やその家族の人たちが実際の生活の中で 用いられてきた,いわゆる大名道具と呼ばれているさまざまな作品,国宝や重要文化財も数多く 収蔵されています。 宝物庫の扉を開けるようなわくわくした気持ちで徳川美術館へ出かけました。 徳川美術館は名古屋の都心部からも近く,交通手段も豊富です。 (詳しくはこちら) 美術館を目指して歩いていると,街の一角に樹木の茂る場所が見えてきました。 午前中の早い時間でもあり,辺りはとても静かで,その空間はやすらぎを感じるような場所でした。 かつては尾張徳川家名古屋別邸であった表門をくぐり,城郭を思わせる館内へ入ると,城門 のような常設展の入り口が来館者を出迎え,当時の雰囲気をかもし出しています。 今回の取材では徳川美術館学芸員の四辻さんにお話を伺うことができました。ここではお聞きした 話題を交えながら紹介したいと思います。 常設展は6つの展示室から成り,第1〜4展示室は表道具といって公の場所で使用された道具 を展示し,第5展示室は奥道具といって,生活に使われた道具を展示しています。 常設展では,それぞれの作品がただ陳列されるのではなく,これらの作品が使われていた空間を復元しその中で展示 されています。また季節ごとに作品を替えて展示しているそうです。 これには理由があります。 学芸員の四辻さんは「用の美」という言葉を用いて説明してくださいましたが, 作品は季節や用途を考えてつくられたものであり,美術品単品として展示するより, 季節や取り合わせを考慮した空間の中で展示してこそ,その価値が生きるというお話で,とても 感慨深く思いました。
早速常設展内を周ってみると,「用の美」をもとにした展示を至るところで目にすることができました。 「猿面の茶室」や名古屋城二の丸御殿の「広間,上段の間」や「鎖の間」を再現した展示では,その 部屋や場所でそれぞれの道具がどのような形で使われていたのかがよくわかります。 訪れたのが秋ということもあって,どちらも秋らしく菊や紅葉が生けてあり,こまやかな気遣いを感じる場面もありました。 当時の大名は秋ならこんな風に道具をしつらえて,その美しさを楽しんでいたのでしょう。 これから冬なら,また違う作品を見ることができると思うと楽しみです。 徳川美術館の収蔵品は1万数千件ほどあるというお話でした。常設展では150〜200点前後を, 企画展では100点を展示しているのだそうです。 徳川美術館は年7回の企画展示をしており,作品の保存や見る側に飽きられないようにとの心配り をされています。 学芸員の四辻さんのお話では常設展でも月に1回展示替えをしています。 これは展示することで資料が傷むことを防ぐ為なのだそうです。 こういったところにも作品に対する気遣いが感じられます。 来館者にとっては来るたびにまた違う作品を見る楽しみとなりそうですね。
第6展示室は源氏物語絵巻の部屋です。「国宝 源氏物語絵巻」は11世紀初頭に著された源氏物語から 約百数十年後の,12世紀につくられたといわれています。そのため,原本は傷みやすく普段はレプリカが展示されています。 保存上の都合により展示期間が制限されております。滅多に見られない絵巻です。全巻見られる日が待ち遠しいですね。 解説ビデオのコーナーもあるので絵巻の世界を堪能することもできます。 *お知らせ* 2005年には徳川美術館の国宝源氏物語に五島美術館の所蔵分を合わせ,国宝源氏物語絵巻が 全て展示されます!
さて,徳川美術館といえば国宝源氏物語絵巻はもちろんのことですがまだまだ貴重な作品がいくつもあります。 特に三代将軍家光の娘,千代姫の婚礼道具である「初音の調度」(国宝),豊臣秀吉に切腹を命じられた千利休が,最後の茶会に 用いる為につくったといわれる「泪の茶杓」は,よく知られています。 皆さんもご覧になったことがあるかもしれませが,何度見ても素晴らしいものですね。
その他にも毎年恒例となっている展示に「尾張徳川家の雛まつり」があります。 男女一対の内裏雛を中心に,多種多様な「お嫁入り道具」が雛壇を豪華に演出します。 徳川御三家筆頭の家柄だからこそ見ることのできるこの展示,是非一度ご覧になってください。 平成16年2月7日(土)〜4月4日(日)に展示されます。 (文責:阿部)
*このページにおける美術館内,作品の写真は徳川美術館の許可を得て掲載しています。 *このページで使用した素材は 綺陽堂 さんから頂きました。 | |||||||||||
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