Social psychology

このパスファインダーは社会心理学について調べるときの、最初の「みちしるべ」として利用できます。

I. 下調べ(事前調査)

II. 情報集め(文献調査)

III. 有用なサイトやリンク

ファセット

次のファセット(側面)をガイドに、情報を収集するとよいでしょう。

  1. 概説 overview
  2. 個人 個人の心理
    a. 自己 自分に対する心理
    b. 個人と他者
    c. 個人と集団
    d. 個人と社会
  3. 集団 集団・組織の心理
    e. 集団と集団
    f. 集団と社会
  4. 社会 社会全体の心理
    g. 社会と個人
    h. 社会と社会
  5. 研究法 研究法・テスト・統計・応用

レポートや論文を書くために必要な図書館資料やインターネットで提供されている文献・データベース・出版情報やリンクなど、よりすぐりの資料・情報を掲載しています。

これら以外にも情報資源はたくさんありますので図書館員にお尋ねください。
パスファインダーは『レポート・論文の書き方』に基づいていますので、ステップを確認しながら利用することをお勧めします。もちろん必要な部分だけを参考にすることもできます。

凡例

関連パスファインダー

このパスファインダーは2010年度図書館実習生の協力により改訂されました。(Mizuki Kashima. 2011-3)

社会心理学とは

人間は日常生活の中で、常に互いに影響を与えあって生きている。そのような人と人との「相互作用」のあり方を研究するのが社会心理学である。相互に作用しあう過程で、人々はどのように行動し、どのように考え、どのように感じるのか、また、それはなぜなのか。社会心理学が追究するのは、こうした問題である。(安藤他『社会心理学』岩波書店 1995. p.2)
[社会心理学で]取り扱われる事象や事実[は]広域多岐にわたる。考察の対象には、個人、集団、組織、群集、大衆などの行動、それらの相互関係や相互作用、その歴史的・文化的所産としての制度、価値体系、言語、規範、監修、生活様式などが含まれる。(『新版 心理学事典』平凡社 1981. p.341)

ファセットの解説

社会心理学の全体像をつかむには、主要な構成要素を把握することが近道です。社会心理学では、次の5つのファセット(側面)と8つのサブファセットが、この近道のガイド(標識)となります。「3. 集団」と「4. 社会」は、「社会学」の領域とも接点があります。

  1. 概説 overview 全体像をつかむための概略と主要な概念の意味など
  2. 個人 社会環境下での個人の心理
    a. 自己 個人の自分自身に対する心理
     対象:自己概念、自己意識、自己充足的予言など
    b. 個人と他者 個人と他者との関わりに見る心理。
     対象:対人関係、共感、自己開示など 
    c. 個人と集団 集団との関わりに見る個人の心理
     対象:親和、疎外、協調性、組織行動、場理論など
    d. 個人と社会 社会との関わりに見る個人の心理
     対象:社会的適応、モラル、威信、プライバシー、社会対立、社会的隔離、アノミーなど
  3. 集団 集団・組織の心理(各種の組織や人のグループ、家族なども含む)
    e. 集団と集団 集団が集団の中や他集団との関わりに見る心理
     対象:集合行動、集合記憶、組織行動など
    f. 集団と社会 集団と社会全体との関わりに見る心理。 
     対象:少数派、社会対立、社会運動、感染など
  4. 社会 社会全体の心理(広くは、国際社会、国家、地域社会、マスコミ、政治、文化なども含む)
    g. 社会と個人 社会が個人に与える心理
     対象:社会的望ましさ、社会的影響、社会精神医学、象徴的相互作用主義など
    h. 社会と社会 社会が社会全体に与える心理。
     対象:象徴的相互作用、固定観念、地域心理学、国民性、政治心理学、心理戦争、世論、社会構造主義など
  5. 研究法 研究法、テスト、統計、応用など

※調べたいことが、いずれかのファセットにあてはまるなら、アイコンを順に追って情報資源にあたりましょう。


I. 下調べ(事前調査)

どんなテーマでも初めて調べる時は、まず「そのテーマ(内容)は何か」を知る必要があります。百科事典や主題別専門事典などを調べて、基本的な知識をおさえ、テーマの概略をつかみましょう。
それと並行して、「II. 情報集め(文献調査)」に使うキーワード(検索語の候補)のリストを作ります。できれば引用・参考文献もチェックします。

A. 百科事典

JapanKnowledgeの日本大百科全書. 概説 overview 学内LAN限定 Access limted to selected IP addresses / network (http://www.jkn21.com/)

図書館のトップページ〈データベース〉のプルダウンから選び、手順に従い、ログオンする。
〈基本検索画面〉で「社会心理学」と入力すると、6件記事がヒットする。(2011年1月7日現在)

中でも『日本大百科全書(ニッポニカ)』の「社会心理学」の記事には、簡単な定義「社会心理学は人間の社会的行動を広範に対象としている学問分野である」が示されている。さらに「研究対象」にはどのようなものがあるのか、「社会心理学の成立」の項では歴史的背景について簡単な解説がある。この分野で活躍してきた主要な心理学者やその功績、各種学派の最近の動向等にも触れている。「関連項目」「関連サイト」「参考文献」などの情報もある。参考文献あり bibliography

ブリタニカ国際大百科事典. 第2版改訂版. 1991. 概説 overview

全28巻。「社会心理学」は、9巻 p.122-125。「研究の歴史」「研究方法」「主な研究領域」「社会心理学の応用」などの項目に分かれ、主要な理論や研究成果等の紹介がある。28巻が総索引。参考文献は、27巻(参考文献)のp.451に掲載。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[和]/長 > 031/B92/ア Webcat Plus
愛知淑徳大学図書館目録 OPAC4Fレファ/星 > 031/B92/ア1Webcat Plus ※星ヶ丘分館は改訂版(1988)を所蔵

The Encyclopedia Americana. International ed. C1988. 概説. 概説 overview

「Social psychology」-- 25巻 p.128-129. 米国シラキュース大学 Floyd H. Allportによる論考。社会心理学とはどのような学問か、その発展の歴史と主な成果など簡単な解説がある。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[洋]/長 > 033/E581/ア Webcat Plus
愛知淑徳大学図書館目録 OPAC4Fレファ/星 > 031/E581/ Webcat Plus ※星ヶ丘分館は1985年版を所蔵

B. 主題事典・辞典

心理学事典. 新版. 平凡社. 1981. 概説 overview 個人 集団

「社会心理学」の解説は、p.341-345。社会心理学とはどのような学問かという概略的説明に続き、歴史的背景、研究や分析の対象などを取り上げ解説している。本書の出版当時1980年初頭の動向についても触れている。
事典としては古いが、基本概念を丁寧に解説している。文末に関連項目への参照がある。

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[和]/長 > 140/SH691/ア || 4Fレファ/星 > 140/SH699/ア Webcat Plus

社会心理学事典. 日本社会心理学会編. 丸善. 2009. 個人 集団 社会. 個人 集団 社会

「1. 自己」「2. 社会的認知・態度」「3. 社会的動機・パーソナリティ」「4. 健康」「5. 親密な対人関係」「6. 対人的影響」「7. コミュニケーション」「8. 集団過程」「9. 集団と組織」「10. 大衆現象・犯罪」「11. 集合現象」「12. 文化」「13. 原理方法」のテーマを取り上げ、それぞれ特有の概念について解説がある。
巻末に「欧文引用文献」「欧文引用文献」がある。「和文事項索引」と「欧文事項索引」「和文人名索引」「欧文人名索引」はそれぞれ対語になっている。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[和]/長 > 3614/N772-1 || 4Fレファ/星 > 3614/N772 Webcat Plus

社会心理学用語辞典. 改訂新版. 北大路書房. 1995. 概説 overview 個人 集団 社会

社会心理学に関連する基本的な用語や概念を確認するのによい。
見出しはすべて対外国語(主に英語)表記になっている。巻末の付録には、主要な理論と学者を時系列にリストした「社会心理学主要理論のルーツ」ある。「現代の著名な社会心理学者たち」には、主要な社会心理学者の顔写真が掲載されている。
付録5の「社会心理学関係主要文献出版年」や巻頭収録の「項目選定に使用した資料」も、さらに詳しく調べたり読み進めていくために参考になる。索引が充実しており、「日本語索引」「外国語索引」はそれぞれ対語になっているため便利。人名索引もある。

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[和]/長 > 361/Y91/ア || 4Fレファ/星 > 3614/Y91/ア Webcat Plus

社会心理学小辞典. 増補版. 有斐閣. 2002. 概説 overview 個人 集団 社会

社会心理学の分野に加え、隣接・関連領域の用語も収録されている。収録されている用語は、選定する際に16の研究領域別カテゴリを設けた(p.vi)とあり、調べたい事項がこれに当てはまる場合には有益。「文献一覧」p.253-281、「増補の文献一覧」p.341-346も充実している。欧文索引あり。人名索引に含まれる外国人名には原綴りあり。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[和]/長 > 3614/F93/ア || 4Fレファ/星 > 3614/F93 Webcat Plus

C. 入門資料

社会心理学概説. 北大路書房. 2007. 個人集団 社会と個人 研究法

社会心理学を初めて勉強する人を対象とした本。第I部:個人内過程の社会心理学、第II部:対人関係の社会心理学、第III部:集団・組織における社会心理学、第IV部:応用的領域に展開する社会心理学の4部から構成されている。
まず「自己」に関係する各種概念や定義、次に「個人と個人」「個人と集団・組織」に関わる現象や概念を、主要な文献等を紹介しながら丁寧に解説している。引用文献:p.239~264、事項索引・人名索引あり。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPAC長 > 所蔵なし || 4Fレファ/星 > 3614/SH74 Webcat Plus

よくわかる社会心理学. ミネルヴァ書房. 2007. 概説 overview 個人と他者 個人と集団個人と社会 社会と個人 研究法

社会心理学の入門用の教科書。本書は「(人は)人と人とのつながりのなかで、 どのように感じ、考え、振る舞っているのか. . . そうしたやりとりを通して、どのような集団や社会を作り上げているのか」といった問いに答えられるように作られている。具体的な場面を例示しながら、社会心理学に関わる概念を解説している。
主に「個人と個人」の関わりの中で起こる現象等、「個人と集団」に関わる現象や心理的プロセスを解説している。5章では、社会や個人に影響を与えるマスコミュニケーションについて、ページを割いて説明がある。7章「社会心理学を理解するために」では、「研究を理解するための視点」、「実証実験の方法」、学問の全体象つかむための「社会心理学の広がり」が参考になる。各章末に「読書案内」、巻末に「引用文献」p.204-222あり。人名索引、事項索引あり。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPAC2F/長 > 3614/Y19 || 4F/星 > 3614/Y19 Webcat Plus

社会心理学:個人と集団の理解. ナカニシヤ出版. 1999. 概説 overview 個人と他者 個人と集団 個人と社会 集団と社会

全13章からなり、「個人がもつ人や物に対する見方や考え方(1章~5章」「他社との相互作用や集団内における他者からの影響(6章~9章)」「代表的な現実集団の様相や文化的影響(10章~13章)」の3つの側面に焦点をあてている。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPAC2F/長 > 3614/Y86 || 4F/星 > 3614/Y86 Webcat Plus

社会と人間関係の心理学. 岩波書店. 2007. 自己 個人と他者 個人と集団

本書は「日本の現実社会で起きているさまざまな問題をどのように理解し、どのような方向で解決の糸口があり得るかを模索した研究を中心に紹介している。」(第一章0-3 (b):本書の特色と社会心理学を学ぶ意識)
内容は、「自己への関心」「偏見/ステレオタイプ」「マスメディアとステレオタイプ」「恋愛の心理学理論」「ジェンダー」「災害心理」「組織の事故」「悲嘆過程」など身近にあるテーマを取り上げ、自己・対人・対集団に関わる心理を具体的な例を用い解説・紹介している。各章末に簡単な「まとめ」があある。巻末には、更に学習したいひとのために「読書案内」と「参考文献」がある。索引あり。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPAC2F/長 > 1408/SH694/5 || B1/星 > 1408/SH692/5 Webcat Plus

社会心理学が描く人間の姿. ブレーン出版. 2005. . 概説 overview 個人と集団 個人と社会 集団と集団 社会と個人

本書は、ヴィヴィアン・バー(Vivien Burr)『The Person in Social Psychology』の邦訳で、学部生のための教科書として執筆されたものである。社会心理学とその周辺の学問の歴史をたどり「個人」の視点から見た社会心理学と「社会」という視点から見た社会心理学を整理し、広く社会心理学がこの2つの要素から構成されているところから説明がある。
特に社会から見た視点では、社会学という別の学問として発展した経緯についても触れている。翻訳本のせいかやや難解。各章末の「読書案内」と、巻末の「引用文献」は、ある程度まとめて英語の文献をチェックしたい場合におすすめ。索引あり。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPAC2F/長 > 3614/B94 || 星 > 所蔵なし Webcat Plus

社会心理学研究入門. 新版. 東京大学出版協会. 2009. 研究法

社会心理学の研究法全般を取り上げ、具体的には、各種実験法、測定法、企画、観察法、調査法、論文の作成などである。「コラム」では研究事例や具体的方法が紹介されているため、各種理論の理解や活用法を深めるときの参考になる。巻末に「読書案内」「引用文献」「索引」あり。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPAC2F/長 > 3614/A471 || 星 > 所蔵なし Webcat Plus

D. 雑誌

当館にない雑誌は、記事コピーの取り寄せ(文献複写)や、所蔵する他館での閲覧(紹介状の発行)もできます。詳細はレファレンスデスクへ、お尋ねください。

社会心理学研究. 個人 集団 社会

自己、ストレス、対人関係、コミュニケーション、集団、共感など、社会心理学における様々な主題を用いた論文が収録されている。テキスト、図表、書評も掲載されている。
年3回刊。1巻(1985)から21巻1号(2005)までの目次と抄録は、日本社会心理学会のサイト内で一覧することができる。
探したい内容に絞って論文を検索したい場合は、CiNiiで〈刊行物名〉を指定して検索するとよい。〈詳細検索〉画面で、〈刊行物名〉にタイトルの「社会心理学研究」と入力し、キーワードを入力して検索する。全文をPDFファイルで見られる記事もある。

愛知淑徳大学図書館目録 OPACバック/長 > し || B2雑誌/星 > し Webcat Plus

実験社会心理学研究. 個人 集団 社会

日本グループダイナミックス協会
(http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjesp/-char/ja/) から刊行されている学術雑誌。
グループダイナミックス、マスメディア、マスコミュニケーション、社会的認知など、集団の中における個人の心理をテーマとした論文が多く掲載されている。
年2回刊行。協会のサイトからvol.11(1971-1972)から vol.50(2010)までの目次、抄録、全文をPDFで見ることができる。前誌『教育・社会心理学研究』へのリンクもあり、全文を見ることができる。
CiNiiで〈刊行物名〉を指定して検索するとよい。〈詳細検索〉画面で、〈刊行物名〉にタイトルの「実験社会心理学研究」と入力し、キーワードを入力して検索する。全文をPDFファイルで見られる記事もある。

愛知淑徳大学図書館目録 OPACバック/長 > し || B2雑誌/星 > し Webcat Plus

 

II. 情報集め(文献調査)

テーマについて、おおよその内容が理解できたら、次は「I. 下調べ(事前調査)」で集めたキーワードを検索語として、関連文献を探します。まずは身近な図書館から、はじめましょう。それぞれの詳しい使い方や、当館に所蔵がない文献の入手方法は、レファレンスデスクで案内しています。

A. 愛知淑徳大学図書館の資料を探す

目録(OPAC=オーパック)は、当館の図書・雑誌・視聴覚資料などを探すための必須の道具です。OPACでは〈詳細検索〉を上手に使いましょう。とくに〈件名〉は、テーマを絞って資料を探す場合に便利な項目です。

愛知淑徳大学図書館OPAC. 概説 overview 個人 集団 社会 研究法

詳細検索で、〈件名〉に「社会心理学」と入力すると448件の図書と15件の視聴覚資料がヒットする。
社会心理学の各種側面に絞って検索するには、〈件名〉に「社会心理学」と入力し絞り込みたい事柄を表すことばを〈キーワード〉に入力して掛け合わせて検索するとよい。例えば、「自己」で図書24件・視聴覚資料1件、「対人関係」で図書9件・視聴覚資料1件、「集団」で図書25件・視聴覚資料1件、「適応」で図書3件、「地域社会」で図書9件、「研究」で図書41件などがヒットする。(2011年1月31日現在)
このほかパスファインダーの最初に紹介がある各種ファセットやサブファセットに含まれる概念なども参考にして検索するとよい。

B. 索引・書誌などレファレンス資料を利用して探す

索引や書誌などのレファレンス資料は、研究に必要な情報を広く調べるときに大変便利です。レファレンス資料ではないけれども同じように活用できる資料も紹介します。下調べの段階で集めた情報以外に、もっと情報を集めたい時に活用しましょう。

心理学の本全情報 1945-. 日外アソシエーツ. 概説 overview 個人 集団 社会

国内で1945年以降に刊行された心理学・精神医学に関する本を網羅的に集めた図書目録のシリーズ。
4冊目の『2003-2007』では「社会心理学」は、p.787-944。内訳は、「総論」「対人関係」「社会規範」「集団塗組織」「家族関係」「世代心理」「コミュニケーション心理」「パーソナリティ」「世論・社会意識」「産業・労働」「災害心理」「国民性・民族性」「社会病理学」。大まかな項目別にリストされている。書誌情報ほか、本の内容がわかり便利。巻末に事項索引あり。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[和]/長 > 140/SH695/ || 4Fレファ/星 > 140/N71 Webcat Plus

心理学・社会心理学に関する10年間の雑誌文献目録. 日外アソシエーツ1987. 概説 overview 個人 集団 社会 研究法 地域 geography

社会心理学に関係する論文は、p.65-68, p.231-277。カバーしている年代が古いが、時代を遡ってテーマを絞って、文献を網羅的に探す際に便利。概論、各種理論、実験/測定、対人関係、コミュニケーション、広告/宣伝、マスコミュニケーション、集団心理、群衆心理、生活/文化、世論/社会、国民性など、社会心理学の各種テーマを取り上げている。巻末に事項索引があり、さらにテーマを絞って文献を探す際に便利。参考文献あり bibliography

愛知淑徳大学図書館目録 OPACレファ[和]/長 > 140/N71/ || 星 > 所蔵なし Webcat Plus

CiNii (http://ci.nii.ac.jp/) 概説 overview 個人 集団 社会 研究法

NII(国立情報学研究所)提供の論文情報データベース。学術雑誌が中心で、フルテキストで閲覧できる論文も含む。学外でも利用可能だが、学内からのアクセスの方がフルテキスト論文の閲覧範囲が広い。

詳細検索は基本的に〈フリーワード〉で、例えば、「社会心理学 自己開示」で26件、「社会心理学 共感」で19件、「社会心理学 親和」で12件、「社会心理学 組織行動」で51件、「社会心理学 モラル」で13件「社会心理学 地域社会」で14件、「社会心理学 世論」で19件「社会心理学 国民性」で5件「社会心理学 研究法」で8件「社会心理学 統計」で11件論文がヒットする。(2011年2月現在)

PsycINFO. 個人 集団 社会 研究法 (http://search.ebscohost.com/login.asp)

アメリカ心理学会(APA : American Psychological Association)による、行動科学および精神衛生の分野における最大の情報資源。1800 年代から現在までの学術誌をカバーし、英語文献はもちろん、日本語文献も探すことができる。

●検索の基本

検索のプルダウンから〈SU〉を選び「Social psychology」と入力して検索すると14,620件の文献がヒットする。

この検索の意味:主題(SU : Subject)が、社会心理学(Social psychology)である

●シソーラスをチェックする

社会心理学の各ファセット、サブファセットに含まれる概念なども参考にするとよいが、まず調べたい事柄が「シソーラス用語」にあるかをチェックしてから検索するとよい。
検索画面トップページ画面の上にある〈シソーラス〉タブをクリックし、シソーラス検索画面に移る。〈検索中:PsycINFO - Thesaurus〉の検索で、例えば「Social interaction」と入力する。結果がリンクされていれば「シソーラス語」である。
次に「Social interaction」にチェックを入れ、〈用語を選択し、次の条件で検索に追加する:〉横の〈追加〉ボタンを押すと、自動的に上の通常検索窓に「DE "Social interaction"」と入力されるので、そのまま検索ボタンをクリックする。14,942件の文献がヒットする。

この検索の意味:シソーラス語(DE : Descripter)が、社会的相互作用(Social interaction)である

●検索結果が多い場合

検索結果が多い場合には、2番目の〈検索するフィールド〉 にプルダウンから〈LA Language = 言語〉〈YP Year of Publication = 出版年〉〈AG Age Group = 対象年齢〉などを選び、絞り込むとよい。上記の、シソーラス語(DE)が「Social interaction」であるものが、14,942件ヒットした場合を例とする。

  1. 「LA Language」を選び「Japanese」と入力すると、84件に絞り込めた。※意味:日本語に限定
  2. 「YP Year of Publication」を選び「2000-2011」と入力すると、6,764件に絞り込めた。さらに 日本語に限定すると、42件になる。
  3. シソーラス語「DE Descripter」から選び、かけ合わせて検索すると次の結果となった。「Alienation(疎外)」で1,888件、「Social isolation(社会的隔離)」で4,676件、「Sociometry(ソシオメトリー)」で443件。「Morale(志気)」で1,736件、「Organizational Behavior(組織行動)」で18,247件、「Social desirability(社会的望ましさ)」で2,196件、「Privacy(プライバシー)」で1,259件、「Public opinion(世論)」で4,956件、ヒットする。(2011年3月現在)

このほか検索結果の絞り込み方法として、一般向けの文献を探す時には〈AI Intented Audience 対象読者〉を「General Public」、専門向けは「Psychology: Professional & Research」に指定できる。わからないことがあればレファレンス担当者に尋ねるとよい。

 

III. 有用なサイトやリンク

Social psychology. 概説 overview 個人 集団 社会 研究法 (http://www.sosig.ac.uk/psychology/social_psychology/)

ウェブに公開されている有用な情報資源を分析し、主題別に紹介している『intute : helping you find the best websites for study and research』http://www.intute.ac.uk/ が提供する社会心理学関連のリンク集。2011年2月現在30のサイトが紹介されている。

『intute』はバーミンガム大学、オックスフォード大学、マンチェスター大学など6つのイギリスの大学がコンソーシアムを組んで無料提供しているオンラインサービスである。このほかオンラインチュートリアルで有名な『Virtual Training Suite 』http://www.vts.intute.ac.uk/もある。ちなみに『心理学のチュートリアル』はこちらhttp://www.vts.intute.ac.uk/tutorial/psychology。

日本社会心理学会. 概説 overview 個人 集団 社会 研究法 (http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssp/index.html )

『会員の自著紹介』のページから会員による社会心理学関連の著書のリストが提供されており、最近の出版物をチェックするのに便利。参考文献あり bibliography