図書館オリエンテーションとは
図書館オリエンテーションは、図書館における情報サービスの1つ。図書館をこれから利用する可能性のある利用者に、その図書館の施設や組織、サービスを紹介する。(American Library Association. The ALA glossary of library and information science. 1983より)
I. 下調べ(事前調査)
どんなテーマでも初めて調べる時は、まず「そのテーマ(内容)は何か」を知る必要があります。百科事典や主題別専門事典などを調べて、基本的な知識をおさえ、テーマの概略をつかみましょう。
それと並行して、「II. 情報集め(文献調査)」に使うキーワード(検索語の候補)のリストを作ります。できれば引用・参考文献もチェックします。
A. 百科事典
Encyclopedia of library and information science. 1968-
Vol.16に「Libraryuse, Instructionin,」の項目あり(p.113-147)。Vol.34とvol.35はvols.1-33までの索引。NCID:BA00226211
010/E58/ レファ[洋]/長
B. 主題事典・辞典
ODLIS : Online dictionary for library and information science. (http://lu.com/odlis/odlis_b.cfm#bi)
「bibliographicinstruction (BI)」の項目。「library orientation」と「library instruction」はbibliographic instructionと同義語として扱われている。
図書館情報学ハンドブック. 1988.
「8.6 図書館利用教育」(p.788-800)あり。セクション末に注として参照文献のリストあり。NCID:BN01992612
010/TO726 書庫A/長 B1/星
C. 入門資料
The basics ofinformation skills teaching. 1984.
巻末におすすめ文献リストと索引あり。小規模図書館向けの利用教育プログラム構築のためのガイド。なぜ、だれに、どこで、何を、どのように情報スキルを教えるのか章ごとにステップを追って説明し、利用教育プログラムを構築できるようになっている。NCID:BA11415136
007/MA391 書庫A集[洋]/長
大学図書館の利用者教育. 1989.
図書館オリエンテーションを利用者教育の1つとしてとりあげ、「目標と内容」や「形態・手段・方法」など説明し事例も紹介する。巻末に索引あり。 NCID:BN03798450
0177/MA55 書庫A/長
017/MA55 B1/星
Taking the library to freshman students via the freshman seminar concept.
Gardner, J. N.;Decker, D.; & McNairy, F. G. の1986の論文。『Advances in libraryadministration and organization : a research annual. Vol. 6.』(pp.153-171)に掲載されている。
013/A16/6 書庫A集[洋]/長
D. 雑誌
当館にない雑誌は、記事コピーの取り寄せ(文献複写)や、所蔵する他館での閲覧(紹介状の発行)もできます。詳細はレファレンスデスクへ、お尋ねください。
Research strategies : a journal of library concepts and instruction.
季刊。1996年(vol.14)から所蔵。15巻1号(1997)から19巻2号(2003)までの目次情報が無料で見られる。University of Haifa inIsrael の事例が16巻2号(1998)117-125ページに記載。NCID:AA10635558
バック/長
II. 情報集め(文献調査)
テーマについて、おおよその内容が理解できたら、次は「I. 下調べ(事前調査)」で集めたキーワードを検索語として、関連文献を探します。まずは身近な図書館から、はじめましょう。それぞれの詳しい使い方や、当館に所蔵がない文献の入手方法は、レファレンスデスクで案内しています。
A. 愛知淑徳大学図書館の資料を探す
目録(OPAC=オーパック)は、当館の図書・雑誌・視聴覚資料などを探すための必須の道具です。OPACでは〈詳細検索〉を上手に使いましょう。とくに〈件名〉は、テーマを絞って資料を探す場合に便利な項目です。
愛知淑徳大学図書館OPAC.
詳細検索で、〈件名〉に「図書館教育」で25件、「"library orientation"」(""も入力する)で48件。(2008年7月18日現在)
B. 索引・書誌などレファレンス資料を利用して探す
索引や書誌などのレファレンス資料は、研究に必要な情報を広く調べるときに大変便利です。レファレンス資料ではないけれども同じように活用できる資料も紹介します。下調べの段階で集めた情報以外に、もっと情報を集めたい時に活用しましょう。
MagazinePlus (http://web.nichigai.co.jp/) 
学術雑誌・大学紀要が収録対象になっている論文情報データベース。国立国会図書館の「雑誌記事索引」ファイルを収録するほか、「雑誌記事索引」に未収録の年報類・論文集(14,000点・62万論文)、一般誌、海外誌紙などを追加。合計で約33,000誌、1,134万件(論文・記事)を収録している。(日外アソシエーツのサイトから)
検索は主に〈キーワード〉で行う。例えば、「図書館 オリエンテーション」と入力して検索すると65件、「図書館 利用教育」では112件、「図書館 利用指導」では217件ヒットする。(2004年12月20日現在)
図書館情報学研究文献要覧 1970-1981,1982-1990,1991-1998,1999-2006.
『'70-'81』には1970年1月から1981年12月まで、『'82-'90』には1982年1月から1990年12月までに発表された文献を収録する。
『'70-'81』の場合は、「図書館奉仕・図書館活動」のセクションの「図書館活動<利用指導・利用案内>」(pp.289-291)で調べるとよい。
『'82-'90』の場合は「図書館活動」のセクションの「図書館活動<利用指導>」(pp.356-361)で調べるか、巻末の事項索引(pp.535-668)から「オリエンテーション」、「利用案内」、「利用指導」といった言葉で探すとよい。各巻末に著者名索引などもある。NCID:BN00823165
010/F71/ レファ[和]/長
The First-Year Experience and Academic Libraries: A Select, Annotated Bibliography. (http://www.sc.edu/fye/resources/fyr/index.html)
新入生用図書館利用教育の必読文献を紹介する。
Information literacy sites: background and ideasfor program planning and development. (http://www.ala.org/ala/acrl/acrlpubs/crlnews/backissues1999/february4/informationliteracy.htm)
Esther Grassianand Susan E. Clark著。College and Research Libraries News 60巻2号(1999年)に掲載。情報リテラシー(information literacy)についてあつかった選りすぐりのインターネット資源を紹介している。NCID:AA0012223X
C. 他の図書館の資料を探す
レファレンスツールで見つけた本や情報資源が身近な図書館にない場合や、さらに情報集めをしたい場合、次の図書館の資料も参考になります。
国立国会図書館サーチ NDL Search(開発版). (http://iss.ndl.go.jp/)
日本国内の出版物を探すには、国立国会図書館 (http://www.ndl.go.jp/index.html) が参考になります。日本の出版物を網羅的に収集している納本図書館であるため、当館にない資料も見つかります。ここでは、国会図書館が所蔵する資料のほか、都道府県立図書館、政令指定都市の市立図書館の蔵書、国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)が収録する各種のデジタル情報なども検索できます。詳しくは「検索対象一覧」 (http://iss.ndl.go.jp/information/target/) を参照。
〈詳細検索〉画面の〈件名〉に「図書館利用教育」と入力して検索すると和図書が20件、「"/library orientation /"」("//"も入力する)では洋図書が 20件ヒットする。(2004年1月11日現在)
III. 有用なサイトやリンク
LOEX Clearinghouse for Library Instruction. (http://www.emich.edu/public/loex/loex.html)
「Instruction resources」の例えば「Tutorials」では各大学図書館で公開している利用ガイドへのリンクを集めている。
