もくじ
I.下調べ(事前調査)
初めてこのテーマに出会った人は、まず百科事典や主題別専門事典などを使っておおよその内容をつかみましょう。このような資料やインターネット上に提供されている情報源には、さらにくわしく調べるための「参考文献」が紹介されていることがあります。
A. 百科事典・時事用語辞典
JapanKnowledge ジャパンナレッジ. 
ログインした最初のページ "OneLookサーチ" で 「構音障害」と入力して "見出し語" を指定して検索すると、『デジタル大辞泉』内の記事がヒットする。"見出し語+キーワード " では2件、"全文"(見出し語・キーワード・解説文)を指定して検索すると「言語障害」「言語障害教育」「舌小帯癒着症」など8件がヒットする。(2005年4月28日現在)
http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/resource_j.html 愛知淑徳大学大学内 LANに接続されたパソコンで利用可 Access limited to selected IP addresses/network
B. 主題別辞典
言語障害事典. 1995.
「構音障害」 -- 180ページ。
"定義" "出現率" "病因" "症状" "文献" にわかれて詳しい記述がある。関連項目として「麻痺性構音障害」「言語障害の出現率調査」「構音の脱落」「構音の置換」「構音の添加」「構音の歪み」「会話明瞭度」「機能的構音障害」がある。NCID: BN12859986
378/U24 レファ[和]/長
コミュニケーション障害辞典. 1995.
「構音障害」 -- 17ページ。
関連項目として「構音」「構音の方法」「構音位置」「構音運動不全」「構音音声学」などがある。
参考・おすすめ文献あり。
NCID:BN12859986
4969/MO78 4Fレファ/星 レファ[和]/長
言語学百科事典. 1992.
「構音障害」 -- 397ページ。
関連箇所として「第4 部 言語の媒体 : 話すことと聞くこと」の25節「音声の受容」と27節「言語音」の参考記述がある。ほかに関連する章として「第8部 言語・脳・言語障害」など。全11部構成。
付録として各章をより深く学ぶための「図書案内」がある。参考文献・索引あり。索引は人名・事項・言語名にわかれている。
NCID:BN07481831
803/C94 4Fレファ/星 4F/星 レファ[和]/長 書庫B/長
C. 代表的な本
構音と音韻の障害 : 音韻発達から評価・訓練まで. 2001.
John E.B, Nicholas W.B 両氏による『Articulation and phonological disorders』 の第4版邦訳版(邦訳は初版)。原著の第5版が当館に所蔵あり (B2/星, 4969/A79)。本学での言語聴覚士受験資格取得 のための必須科目である「構音障害 I」の参考文献。「臨床音韻論を学習する際に重要と思われる事象に関して総合的に文献考察を行い、情報を提供することを目的」としている(序文より)。
参考文献は各章末にあり。索引は日本語と欧文の2種類がある。
NCID:BA51599635
4969/B38 書庫A/長
臨床家による臨床家のための構音障害の治療. 1993.
Harris Winitz氏による『Treating articulation disorders, for clinicians by clinicians』 の邦訳版(原著は当館に所蔵なし)。原著は構音と音韻障害について深く学ぶ学生のために書かれており、日本語版ではこの目的をふまえつつ臨床の場で活躍する研究者が経験を元に日本での現場に沿った解説を交えて訳を展開している。全20章。索引は和文と欧文がある。NCID:BN10048064
4969/W76 書庫A/長
機能性構音障害. 2000.
基礎知識、検査、評価、訓練法、訓練プログラム立案、症例という6部構成で、実際に養成校で行われている講義の流れをそのままテキストにした形になっている。索引あり。NCID:BA67102678
4969/G34/7 書庫A/長
器質性構音障害. 2002.
定義と疾患、口唇口蓋裂の基礎知識、臨床の実際、口腔腫瘍、舌・口唇の形態異常と機能障害という5部構成で、主に口唇口蓋裂、口腔腫瘍を中心にして書かれている。治療・訓練の解説だけではなく、患者・家族に向きあうためにふまえるべ き基本的な情報を網羅している。索引あり。NCID:BA55231797
4969/G34/8 書庫A/長
運動障害性構音障害. 2001.
臨床、障害の仕組みと特徴、評価、治療、補助手段、チームアプローチ、症例という7部構成。実際に現場で臨床・教育に携わっている専門員が受けた教育や経験、研究をベースにして各担当章の執筆を行っている。索引あり。NCID: BA5353640x
4969/G34/9 書庫A/長
言語聴覚士のための運動障害性構音障害学. 2001.
言語聴覚士および言語聴覚士を目指す学生のための運動障害性構音障害の解説書。 「第1章 運動障害性構音障害臨床の枠組み」「第2章 ことばの産生の仕組み」「第3章 運動障害性構音障害の病態」「第 4章 検査・評価から訓練プログラム立案へ」「第5章 治療とリハビリテーション」「第6章 摂食・嚥下障害のリハビリテーションとチームアプローチの実際」の6部構成。特に第2章と第3章に重点を置いている。
引用・参考文献はまとめて巻末にあり、索引は和文と欧文の2種類がある。
NCID:BA52362766
4969/H72-1 書庫A/長
日本語の音声. 1999.
言語学および音韻論に関する基礎知識や分析法を日常使う身近な音声現象を題材にして解説。構音については「2.2 調音」の欄に解説がある。NCID:BA41080489
808/G34/2 8111/KU14 4F/星 書庫B/長
D. 雑誌
該当する論文が掲載された号の所蔵が当館にない場合は、コピーの取寄せや来館利用(紹介状発行)のサービスを利用することができます。レファレンスデスクまでお問い合わせください。
※バックナンバーを研究室に保管していることもありますので、担当教員に尋ねてみるのもよいでしょう。
コミュニケーション障害学.
年3回刊。日本コミュニケーション障害学会の学会誌。前誌名は『聴能言語学研究』。20巻3号 (2003) に阿部雅子・多田節子両氏による「機能性構音障害99例の構音訓練」、同巻2号に「特集音韻発達とその障害」ほか構音障害に関連する文献が過去に10件掲載されている。当館の所蔵分は22巻1号 (2005) からとなっている。
目次情報を『MAGAZINEPLUS』『医中誌web』で確認してから、学会のサイト内にある目次とアブストラクトの収録ページで文献の大まかな内容を把握するとよい。NCID:AA11835698
B2雑誌/星
高次脳機能研究 : 日本高次脳機能障害学会 誌.
月刊。日本高次脳機能障害学会(旧日本失語症学会)の学会誌。当館の所蔵分は 24巻 (2004)~最新となっている。過去に構音障害を主題として書かれた文献が17件ある。
このパスファインダーで紹介している契約データベース『医中誌Web』で目次情報を検索できる。医中誌Webの検索窓に「高次脳機能研究/JN or 失語症研究 /JN and 構音障害/TH」と入力して検索するとよい。NCID:AA1182424X
B2雑誌/星
E. 診断法・訓練法
臨床の場で使うツール類です。言語発達の基本知識を習得し、判断基準・症例・プログラム例を参考にしながら各患者に合わせた訓練のパターンやプログラムを構築します。
言語病理学診断法. 1982.
「第19章 構音障害」 -- 511~530 ページ。
参考文献は章末に記載。索引あり。『Diagnostic methods in speech pathology』(当館には所蔵なし)の邦訳版。
NCID:BN00514808
4969/G342/ア 書庫A/長
構音障害の臨床 : 基礎知識と実践マニュアル. 2003.
構音障害・口蓋裂による言語障害の専門である阿部雅子氏が執筆した構音障害に関 する臨床の集大成。構音の基礎知識、各症状の解説、評価診断のための検査、訓練方法、実例による実態と訓練成績という5部で構成されており、特に訓練方法 が細かに記述されている。参考文献は章ごとにまとめられており、入手しやすく事例が身近な文献を多く取り上げている。索引あり。図版も豊富。NCID: BA63012653
4969/A12 書庫A/長
構音訓練のためのドリルブック. 1995.
日本音声言語医学会の言語委員会口蓋裂言語小委員会と機能性構音障害小委員会による『言語治療用ハンドブック』を現代向けに発展させたドリルブック。単語・短文の素材のほか、イラストを多数収録している。言語訓練に携わる人のほかに家庭での構音訓練にも役立てるような構成になっている。NCID:BN13358396
4969/N77-1 書庫A/長
構音障害の指導技法 : 音の出し方とそのプログラム. 1992.
言語障害の治療に長年携わってきた涌井豊氏による、言語学級での構音障害を持つ児童を指導するための基礎知識と指導プログラムをまとめている。
参考文献リストあり。
NCID:BN08425632
3782/W35-1 2F/長
II. 情報集め(文献調査)
実際に文献収集をする段階になったら、まずは身近にある図書館で利用できる資料から自分の集めようとしている情報があるのかどうかを調べましょう。探したい資料の主題(テーマ・トピック)が決まっているときには、図書館のOPACや データベースの項目の中で主題をあらわす「件名(Subject)」の欄を使うと効率のよい情報資源の収集ができます。
構音障害に関連した件名は、LCSH (米国議会図書館件名標目表)での「Articulation disorders」、 MeSH(医学図書館件名標目表)での「Articulation Disorders」 があります。医学中央雑誌刊行会の『医学用語シソーラス』(本館分館ともに所蔵、014496/I23/)での「構音障害」は『医中誌web』を検索する時に使えます。
※LCSHに関する当館作成の解説はこちら
A. 愛知淑徳大学図書館の資料を探す
愛知淑徳大学図書館OPAC.(http://cat.lib.aasa.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do)
図書館サイトのトップページの、「OPAC検索」横の「詳細検索」をクリックする。〈キーワード〉に「構音障害」と入力して検索すると14件がヒットす る。主題を限定して検索(件名検索)をするときは、〈件名〉の欄に検索語を入力して検索する。「articulation disorders」で図書10件、「言語障害」で図書87件・視聴覚1件のヒット。(2005年 4月22日現在)
B. レファレンス資料を使って探す
データベースには利用に制限のあるもの(アカウント数が限られている・ログイン時にID/パスワードが必要・学内LANに接続されたパソコンでのみ利用可能・図書館レファレンスコーナーでのみ利用可能、など)があります。くわしくはレファレンスデスクまでお問い合わせください。
1. 国内で出版された文献を探す
医中誌Web. 
検索窓に "構音障害/TH" と入力すると(用語の後に シソーラス用語を表す "/TH" をつけることで検索対象を構音障害をテーマにしたもののみに限定できる)、604件の文献がヒッ トする。この結果からさらに文献を絞り込むには "絞込み検索画面へ" のボタンをクリックして絞込みの条件を指定する。副標目を "リハビリテーション" に指定すると102件、論文種類を "原著"、年齢区分を "幼児(2~5) " に指定すると17件がヒットする。(2005年5月11日現在)
http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/resource_j.html 愛知淑徳大学大学内 LANに接続されたパソコンで利用 Access limited to selected IP addresses/network
MAGAZINEPLUS. 
キーワードの欄に関連する言葉を入力して検索する。「構音障害」では92件、「構音訓練」では11件、「articulation disorders」では8件のヒット。(2005年5月2日現在)
http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/resource_j.html 愛知淑徳大学大学内 LANに接続されたパソコンで利用 Access limited to selected IP addresses/network
メディカルオンライン.(http://www.meteo-intergate.com/journal/search.html)
「構音障害」で検索すると621件、「構音障害 訓練」では185 件、「articulation disorder」では5件のヒット。
※検索はフリーだが文献入手には会員登録が必要(登録無料・文献やアブストラクトの入手は有料(2005年4月28日現在)
2. 海外で出版された文献を探す
Entrez cross-database search engine.(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/gquery/gquery.fcgi)
NLMが提供する各種データベースの横断検索ができる。 "Search acrossdatabases"の欄にMeSHの標目形である「"Articulation Disorders"」(""も含め る)を入力して検索すると『Pubmed』 で930件、『Pubmed Central』で1件、『Bookshelf』で6件、『SiteSearch』で68件のヒット。絞込みには各データベースに入ってから "Limits"のタブをクリックし、絞込み検索の画面に入り条件を追加する。『Pubmed』でこの結果から論文の言語を "Japanese"に指定して絞り込むと19件の論文がヒットする。(2005年5月2日現在)
PsycINFO. 
検索フィールドを "Subject" に指定して、『Thesaurus of psychological index terms』 (本館所蔵、140/TH3/ア)のシソーラス用語である「"Articulation Disorders"」(""も含める)を入力して検 索すると456件のヒット。絞込みには "検索条件を追加する" というタブをクリックし、絞込み検索の画面に入り条件を追加する。 この結果から "査読" にチェックを入れて絞り込むと308件、対象読者を "Psychology: Professional & Research" にすると10件の論文がヒットする。(2005年5月2日現 在)
http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/resource_j.html 愛知淑徳大学大学内 LANに接続されたパソコンで利用 Access limited to selected IP addresses/network
ERIC : Education Resource Information Center.(http://www.eric.ed.gov/)
"Advanced Search" の画面で "Thesaurus Descriptor(s):" の欄に『Thesaurus of ERIC descriptors』(本館所蔵、 014/TH31)での用語である「Articulation Impairments」を入力して検索すると306件のヒット。絞込みは検索 結果の上部にある "Narrow My Results" を選択する。この結果から "Full -Text Availability:" を選択して全文閲覧ができるもののみを抽出すると5件、媒体を "Reports - Research" に指定してすると189件のヒット。(2005年5月12日現在)
※シソーラ ス用語はこのサイト内でも確認できる。"Thesaurus" のタブをクリックして、探したいトピックの用語を検索するかブラウズ項目から選 ぶ。該当する用語をクリックし "Thesaurus Search Results" を開き、 "Start an ERIC Serach" のボタンを押すと "Advanced Search" でシソーラス用語が自動入力された画面が開く。
C. ほかの図書館の資料を探す
NDL-OPAC : 国立国会図書館蔵書 検索・申込システム.(http://opac.ndl.go.jp/index.html)
"一般資料の検索/申込" をクリックして書誌検索のページに入る。 "件名" の項目にNDLSH(国立国会図書館件名標目表)の標目形である「言語障害」と入力して検索すると和図書727件、洋 図書14件のヒット。非統制件名である「構音障害」で件名検索をすると和図書11件のヒット。LCSHの標目形である 「articulation and disorders」では洋図書2件のヒット。タイトルに「構音障害」と入力して検索すると、 和図書27件のヒット。(2005年3月17日現在)
独立行政法人 国立特殊教育総合研究所 : 図書室利用案内・データベース.(http://www.nise.go.jp/blog/toshoshitsu.html)
研究所作成の特殊教育に特化したデータベースの検索ができる。結果は研究所図書 室の所蔵情報とリンクされている。「構音障害」をキーワードに検索すると『特殊教育関係文献目録』で283件、『特殊教育実践研究課題』で132件(抄録あり)、『特殊教育法令等データベース』での "語句検索" で14件、『特殊教育学習指導要領等データベース』で4件、『特殊教育センター等研修情報データベース』では6件のヒット。ほかに『盲・聾・養護学校等研究報告データベース』『世界の特殊教育データベース』がある。蔵書検索 は『国立特殊教育総合研究所所蔵目録』から "オンライン目録" を選択する。(2005年5月9日現在)
III. そのほかの有用なサイトやリンク
日本音声言語医学会.(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslp/)
学会誌『音声言語医学』の目次情報を見ることができる。
社団法人 耳鼻咽喉科学会.(http://www.jibika.or.jp/)
学会誌『日本耳鼻咽喉科学会会報』の目次情報を見ることができる。同学会誌 『Auris Nasus Larynx』はエルゼビア社発信の紹介ページへのリンクになっている。
横浜コミュニケーション障害研究会.(http://www001.upp.so-net.ne.jp/comcom/)
成人の言語障害と高次脳機能障害を中心にした文献ガイドがサイト内にある。索引ページがあり「構音失行」「構音障害」などがある。各障害・症例・領域を指定して各文献の書誌事項を見ることができ、抄録のあるものは書誌事項の末尾に○印がある。文献番号もしくは "Abs." のリンクから抄録のページへとぶ。
Dysarthria.(http://www.asha.org/public/speech/disorders/dysarthria.htm)
American Speech-Language-Hearing Association (ASHA) のサイト内にある構音障害のページ。
Callier Library : The University of Texas at Dallas : Callier center for communication disorders. (http://www.utdallas.edu/library/callier/)
サイト内 "Evidence-Based Research in Communication Disorders" のページに構音障害に関する年別文献リストあり。PubMedやCINAHLでMeSHの件名標目である「Articulation Disorders」で検索した結果を元に有効な文献をリストアップしている。リストの各見出しもMeSHの標目形になっている。
