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新年度のごあいさつ、番組・イベント情報など

2008-04-16
新年度になり、新入生がちらほら、来館しています。在学生も徐々に始動してきています。
明日から講義がはじまります。本館ではオリエンテーションのリハーサルをしています。
4月から図書館の大きな3つのポスト、図書館長、本館の事務長、分館の事務長、に交代がありました。また長久手のMMRCにも交代がありました。募集していた職員も配置されました。新しい顔ぶれで仕事に取り組むことになりますので、どうぞよろしくお願いします。

図書館関連のテレビ、ラジオ、イベントをご案内します。

テレビ●すでに関東地区では放送開始した『図書館戦争』
名古屋の東海テレビでは1週遅れ、4/17(木)の26時05分(金曜日・午前1時05分)から、スタートです。
原作の有川浩さんの著作はこちら。
ラジオ●4/21(月)の『アクセス』TBSラジオ(東海地方ではCBC)・午後10時から
えのきどいちろう+常世田良(日本図書館協会)のバトルトークです。
「番組からのお知らせ」に案内があります。
イベント●『いせひでこ「ルリユールおじさん」絵本原画展』
名古屋の丸善・名古屋栄店にて、次の日程で行われます。
原画展  2008/5/8(木)〜5/14(水)(7日間)
ギャラリートーク&サイン会  5/10(土)午後3時〜
全国縦断の予定は理論社の「イベント&ニュース」で確認できます。

前回からの間に、こんな番組を録画しました。ご覧になりました?どれも興味深いものばかりでした。

NHK『あしたをつかめ:平成若者仕事図鑑  No.151 学校司書』2008-2-14 19:00〜(再放送分)
……紹介されたことは、まずはよかった。
毎日放送『情熱大陸』「直木賞作家・桜庭一樹」2008-2-24 、「展示デザイナー・木下史青」2008-3-30、いずれも23:00〜(CBCで放送) NHK『トップランナー  桜庭一樹』2008-3-14 0:10〜(再放送分)
……よく出ています。
テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』「文化財  災害への備えは?」2008-3-2 0:01頃〜(テレビ愛知で放送)
……デジタルは本物ではないのですが、と思いつつ。……このサイトでは過去の特集(動画)が見られるのですね。
NHK『爆笑問題のニッポンの教養  FILE030:「検索エンジンは脳の夢を見る」高野明彦(連想情報学・国立情報学研究所)』2008-3-4 23:00〜
……連想検索って、やっぱり図書館からとても遠いところにあるけど、一周回って近くにあるのかな。……研究は楽しそう。
TBS『夢の扉:Next Door 村林孝夫「写真を復元する技術を高め、過去の貴重な写真を復活させたい』2008-3-30 18:30〜(CBCで放送)
……技術が解決することがあるのだ。技術は事態を前へ進める。
朝日放送『探偵ナイトスクープ  探偵・桂小枝「ハマサキの奥さんという魚?」』2008-4-4 23:29頃〜(メーテレで放送)
……どんどん調べていって、あっちこっちへ振り回されるようすが、おもしろい。ひとの言うことって、証言にしても書いてあるモノにしても、いい加減だし、信じられるし。
朝日放送『テレメンタリー2008「負けてたまるか:国と闘う町長の決断」』2008-4-8 2:50〜(メーテレで放送)
……これはテレビ朝日『サンデープロジェクト「続・矢祭物語:「善意の図書館」で地域再生」』2008-1-13 11:08頃〜(メーテレで放送)で、同じ取材を基にした、別番組が放送されましたね。
NHK『ドキュメント・にっぽんの現場「ヒットをねらえ!コミック創刊 :つかめるか?少年の心」』2008-4-12 22:25〜
……マンガ雑誌、マンガ連載のつくられ方。マンガ家と編集者の関係が垣間見える。
NHK『きょうの世界  「全米原爆展・ヒロシマの願いは伝わったか」』2008-4-14 23:09頃〜(BS1で放送)
……大学図書館で展示していました。……Googleを「Hiroshima Nagasaki Exhibit site:edu」で検索すると出てきます。
NHK『BS世界のドキュメンタリー「ネット時代の危うい10代」』2008-4-15 0:10〜(BS1で放送)(原題“Growing Up Online (FRONTLINE)" WGBH(アメリカ・2008-1-22)
……もとの番組「FRONTLINE」のサイトがよさそう(十分確認していないけど。)番組が見られるし。

そのほか図書館につながりそうなものでは、『週刊ブックレビュー』の放送日が毎週土曜・午前8: 30〜(再放送 日曜・午後11: 45〜)に変わったり、先週(4/7-10)『ラジオ深夜便』の「ないとエッセー」で、中野京子さんの「絵に隠された怖い話」があったりしました。

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今年のベストセラーと、本学の貸出ランキング

2004-12-10

2004年のベストセラーを大手取次のトーハンが12月8日に発表した。昨年はハリー・ポッター・シリーズが出ていなかったので、『バカの壁』が1位であったが、今年はどう読み解くかなぁ。

さて、図書館サイトでは『貸出ランキング』を公開しているが、システムリプレイスをはさんで、しばらく更新していなかった。そこで更新中断へのお詫びもこめて、すこしややこしい調べ物をしてみた。ベストセラーと本学での貸出回数を見比べたのだが、上の表が「トーハンのベストセラー」、下の表が「本学の貸出ランキング」の上位である。(いずれも 2003年12月から1年間)

そこからわかることのひとつは、「本学図書館に〈パブリックライブラリー的な側面〉が求められている」ということ。

たしかに、本学へのおもな通学経路である「地下鉄東山線の名古屋駅から本郷駅(星が丘キャンパスへはさらに手前の星が丘駅)」間には、便利な公立の図書館がほとんどない。唯一、名古屋市立千種図書館(星ヶ丘駅、東山公園駅からそれぞれ500m)だけで、あとは愛知県アートライブラリーが栄駅近くにあるくらい。ほかの地下鉄路線で駅から近いのは、愛知県図書館(丸の内駅)、名古屋市立では鶴舞中央図書館(鶴舞駅)、瑞穂図書館(桜山駅)、東図書館(ナゴヤドーム前・矢田)、港図書館(港区役所駅)くらいだ。

こうした環境なので学生が公立の図書館の代わりとして、当館を利用するのだろう。

ただし、次のことも急いで付け加えておこう。図書館利用者1人あたりの貸出冊数である。(各年の4月から11月)

2000年に4.6冊だったのが、2004年には7.2冊と、1.5倍以上の伸び率である。今後、この調子で推移するとは思わないし、貸出冊数だけが指標じゃないので関心は高くないが、どっちでもいいなら高い方がいいとも思う。

※  貸出ランキングを出すには図書館システム(LIMEDIO)の「利用頻度統計」というツールを使う。書誌ごとの「貸出回数」と「貸出人数」をカウントする。
ベストセラー 1~20位(トーハン調べ)
本学での
貸出回数
J.K.ローリング 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 』静山社
20
片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』小学館
30
養老孟司『バカの壁』新潮社
29
Vジャンプ編集部『ドラゴンクエストVIII:空と海と大地と呪われし姫君』集英社
-
アレックス・ロビラ、 フェルナンド・トリアス・デ・ベス『グッドラック』ポプラ社
10
綿矢りさ『蹴りたい背中』河出書房新社
40
村上龍『13歳のハローワーク』幻冬舎
15
『川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読ドリル』
『川島隆太教授の脳を鍛える大人の計算ドリル』くもん出版
-
上大岡トメ『キッパリ!:たった5分間で自分を変える方法』幻冬舎
-
10 市川拓司『いま、会いにゆきます』小学館
4
11 池田大作『新・人間革命(12)(13)』聖教新聞社
-
12 養老孟司『死の壁』新潮社
7
13 キム・ウニ、ユン・ウンギョン『もうひとつの冬のソナタ』ワニブックス
-
14 大川隆法『幸福の法』幸福の科学出版
-
15 金原ひとみ『蛇にピアス』集英社
43
16 樋口裕一『頭がいい人、悪い人の話し方』PHP研究所
-
17 小栗左多里『ダーリンは外国人』『ダーリンは外国人 (2)』メディアファクトリー
12
18 キム・ウニ、ユン・ウンギョン『冬のソナタ (上・下)』NHK出版
8
19 原田真裕美『自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本』青春出版社
-
20 中野独人『電車男』新潮社
1

同時期(2003.12.1~2004.11.30)の貸出回数ランキング上位21タイトル(2冊以上所蔵するものはタイトルでまとめた延べ回数)は次の通り。

当館の貸出ランキング 1~20位
金原ひとみ『蛇にピアス』
綿矢りさ『蹴りたい背中』
江國香織『東京タワー』
村上春樹『海辺のカフカ (上)』
J. K. ローリング『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』
養老孟司『バカの壁』
片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』
8 石田衣良『4 TEEN』
9 J. K. ローリング『ハリー・ポッターと炎のゴブレット (下)』
10 田中春美、田中幸子『社会心理学への招待』
榎本博明『自己開示の心理学的研究』
宮部みゆき『誰か』
13 よしもとばなな『ハゴロモ』
江國香織『とるにたりないもの』
15 オイゲン・ヘリゲル『日本の弓術』
16 菊池章夫、堀毛一也『社会的スキルの心理学』
浅川照夫、鎌田精三郎『助動詞』
渋谷昌三『人と人との快適距離』
川本静子『カヴァネス (女家庭教師)』
J. K. ローリング『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
村上春樹『海辺のカフカ (下)』

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